|
|
ニュース (2017~2018.3) プラズモニクスの入門セミナーです。近年様々な光素子への応用が期待され、注目を集めているプラズモニクスについて、その基本的な原理をシミュレーション動画を交えて解説した後、高感度センサ、イメージング、発光素子、太陽電池、レーザーなど、様々な分野への応用とさらなる可能性について詳しく解説しました。ご好評いただきまして、次回から半年おきに開催の予定です。 ・応用物照明学会固体光源分科会公開研究会(2018年2月8日、日本大学理工学部駿河台キャンパス)にて、「プラズモニクスの高効率LEDへの応用」という演題で招待講演。 ・SPIE Photonics West (27 Jan.y - 1 Feb. 2018, San Francisco)にて、"Tunable plasmonic resonance in wide wavelength range for smart photonic and optoelectronic applications"という演題で招待講演。 ・応用物理学会 第13回励起ナノプロセス研究会-ワイドギャップ半導体の励起ナノプロセス-(2018年1月20日~21日、淡路夢舞台国際会議場)にて、「励起子と表面プラズモンの結合による高効率発光」という演題で招待講演。 ・RIES-HOKUDAI International Symposium (Nov.30-Dec.1) にて、"Tunable plasmonics in wide wavelength range for optoelectronic applications"という演題で招待講演。 ・ソフィア公開シンポジウム「窒化物ナノ結晶デバイスの新展開」(11月23日(木)、上智大学)にて、「プラズモニクスが拓く発光デバイス新展開」という演題で招待講演。 K. Okamotoa, M. Funatob, Y. Kawakamib, K. Tamada, Journal of Photochemistry and Photobiology C: Photochemistry Reviews Vol. 32, p.p. 58?77 (2017). ・有機薄膜・デバイス・材料研究討論会(5月18日(木)、佐賀?学 本庄キャンパス 理?6号館2階多?的セミナー室)にて、「プラズモニック・メタマテリアルを用いた電磁誘起透明化と光学特性制御」という演題で招待講演。
過去のニュースから抜粋 Koichi Okamoto, Daisuke Tanaka, Ryo Degawa, Xinheng Li, Pangpang Wang, Sou Ryuzaki & Kaoru Tamada, Scientific Reports 6, Article number: 36165 (2016). 天野先生、赤崎先生グループの最新の解説記事が掲載されており、自由に閲覧できます。 ・ 日本人御3方の青色発光ダイオードでのノーベル物理学賞について、FBS福岡放送の夕方のニュース「NEWS5ちゃん」の取材を受けました。(2014年10月8日)
・ MRS 2013 Fall Meeting, (1-6 Dec. 2013, Boston) において、 “Plasmonic Nanostructures for Enhanced Optoelectronic Devices”という演題で招待講演。 同国際会議で、UC BerkleyのEli Yablonovitch教授の招待講演の座長を務めました。Yablonovitch教授はフォトニック結晶の発明者にしてノーベル物理学賞候補であり、私がCaltechにいた時にプラズモニクスの研究を始めるきっかけを与えてくださった恩人です。
過去のニュース (2004-2012)
リンク
研究分野 主な研究分野は、量子光学、非線形光学、光エレクトロニクス、固体物理、材料科学、光化学など。現在は特に、ナノフォトニクス、プラズモニクスにもとづいた新規材料・デバイスの開発・評価と、超高時間および空間分解スペクトロスコピーの開発・応用に従事している。 最近の主な業績としては、ナノ微細加工をほどこした金属/誘電体界面に生じる表面プラズモンを利用することにより、InGaN/GaN系半導体の発光効率を著しく向上させることに始めて成功した。発光強度で約17倍、発光の内部量子効率で約7倍という驚くべき発光増大に成功した。様々な条件下での測定結果に基づいて、生じた電子-正孔ペアが半導体/金属界面の表面プラズモンにカップルし、界面のナノ構造によってフォトンとカップルするというまったく新しい発光メカニズムを考案、この新しい発光機構により、蛍光灯を上回る高効率固体発光デバイスや、高速光通信・光コンピューティングに有利な高速発光デバイスなど、様々な応用が期待できる。 職歴 平成10年 4月 - 平成12年 3月, 京都大学, ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー, 講師(中核的研究機関研究員) 平成12年 4月 -平成14年12月, 日本学術振興会 特別研究員(PD), 京都大学 工学研究科 電子工学専攻 平成13年 6月 - 平成16年 5月, カリフォルニア工科大学, 電気工学科, 博士研究員 平成16年 6月 - 平成17年 1月, カルフォルニア工科大学, 電気工学科, 上級博士研究員 平成17年 2月 - 平成19年 3月, カリフォルニア工科大学, 物理学科, シニア・リサーチ・フェロー(正規教員) 平成18年10月- 平成25年 3月, 科学技術振興機構(JST), さきがけ研究者 平成19年 9月 - 平成25年 3月, 京都大学, 大学院工学研究科, 特命准教授 平成23年 3月 - 平成30年 3月, 九州大学 先導物質科学研究所, 准教授 平成30年 4月 - 大阪府立大学, 大学院工学研究科, 教授 (この間の非常勤職) 平成12年 4月 - 平成13年 3月, 立命館大学, 理工学部, 非常勤講師 受賞 平成20年7月1日 京都大学VBL, 若手研究助成 優秀賞, 「近接場光学顕微鏡を用いた表面プラズモンによる発光増強の評価」 平成20年6月27日 日本光学会ナノオプティクス研究グループ, ナノオプティクス賞, 「プラズモニクスの高輝度発光素子への応用」 平成13年3月12日, 関西シリコンバレーフォーラム, ベンチャー・ビジネス大賞 入賞, 「微小液晶アレイ・光ファイバアレイがもたらす次世代光技術」 平成12年11月24日, 関西テクノアイデアコンテスト'2000, 準グランプリ賞, 「ダイナミックに可変なノンメカニカル光学素子」 平成12年1月7日, 第6回コニカ画像科学奨励賞, 「超短パルスレーザーを用いた超高時間分解顕微画像撮影技術の開発・応用」 平成11年11月20日, 関西テクノアイデアコンテスト'99, 優秀賞, 「より簡便な3次元映像の記録・再現技術」 平成11年5月25日, 京都大学VBL,第二回若手研究助成 優秀賞, 「超高速レーザー分光法による光機能材料の励起子ダイナミクスの研究」 平成11年5月11日, 関西シリコンバレーフォーラム, ベンチャーアイデア大賞奨励賞, 「液晶パネルを用いたホログラフによるカラー立体動画の記録・再生」 平成10年11月21日, 京都大学VBL,第二回テクノアイデアコンテスト 特別賞, 「携帯式分煙器」 ・日本化学会 (The Chemical Society of Japan; CSJ) ・電子情報通信学会 (The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers; IEIC) ・日本表面科学会 (The Surface Science Society of Japan; SSSJ) 代表論文 プラズモニクス関連 ・K. Okamoto, I. Niki, A. Shvartser, Y. Narukawa, T. Mukai, and A. Scherer, "Surface plasmon enhanced light-emitters based on InGaN quantum wells", Nature Materials, Vol. 3, No. 9, pp. 601-605 (2004). ---> highlighted at Photonics Spectraa, December 2004, p. 105 ・K. Okamoto, I. Niki, A. Scherer, Y. Narukawa, T. Mukai, Y. Kawakami, "Surface plasmon enhanced spontaneous emission rate of InGaN/GaN quantum wells probed by time-resolved photoluminescence spectroscopy", Applied Physics Letters, Vol. 87, Art. No. 071102 (2005). ・K. Okamoto, S. Vyawahare, A. Scherer, "Surface plasmon enhanced bright emission from CdSe quantum dots nanocrystal", Journal of the Optical Society of America B, Vol. 23, No. 8, pp. 1674-1678 (2006). 近接場光学関連 ・K. Okamoto, A. Scherer, Y. Kawakami, "Near-field scanning optical microscopic transient lens for carrier dynamics study in InGaN/GaN", Applied Physics Letters, Vol. 87, Art. No. 161104 (2005). ---> highlighted at Editors' Choice, Science Vol.310, p.591 (2005) ・K. Okamoto, M. Loncar, T. Yoshie, A. Scherer, Y. Qui, P. Gogna, "Near-field scanning optical microscopy of photonic crystal nanocavities", Applied Physics Letters, Vol. 82, No. 10, pp. 1676-1678 (2003). ・K. Okamoto, A. Kaneta, Y. Kawakami, S. Fujita, J. Choi, M. Terazima, T. Mukai, "Confocal micro-photoluminescence of InGaN-based light emitting diodes", Journal of Applied Physics, Vol. 98, Art. No. 064503 (2005). 非線形光学関連 ・K. Okamoto, Z. Zhang, D. T. Wei, and A. Scherer, "Mask pattern transferred transient grating technique for molecular dynamics study in solutions", Applied Physics Letters, Vol. 85, No. 21, pp. 4842-4844 (2004). ・K. Okamoto, T. D. Neal, Z. Zhang, D. T. Wei, A. Scherer, "Molecular dynamics study of photochromic molecules probed by the mask pattern transferred transient grating technique", Chemical Physics Letters, Vol. 414, pp. 155-160 (2005). | |
|
|