実験風景も撮らせてほしいというので、顕微フォトルミネセンス測定で、LEDの材料である
窒化物半導体の発光特性について測定してるところを撮影してもらいました。
緑色発光をもつInGaN/GaN量子井戸構造で、画面の左半分は金属ナノ構造を施した部分で、
表面プラズモン共鳴によって著しく緑色発光が高効率化されているのがわかります。
・・・といってもテレビに流れたのはほんの数秒ですので、何のことやらでしょうけど。。。
最後に顔がアップになって、ヒエーでした。思ったより人相が悪くて少しショックでした。
でもテレビを見ていた息子がえらく喜んでいたと家内から聞いて、それが嬉しかったです。
今回は他人事でテレビに出ただけですので、次はぜひ何か成し遂げて自分事で出たいものです。
(天野先生との写真)
天野先生のノーベル賞ご受賞が決定する数週間前の9月20日、札幌で開催された応用物理学会
の期間中に、たまたま天野先生と夕食をご一緒させていただく機会がありました。
このわずか数週間後に、雲の上の人になられるとは、この時は知る由もありませんでした。
12月18日(木) 台湾で開催された半導体LEDの国際会議(
ISSLED2014)のバンケット会場で、
ご受賞後に天野先生と初めてお会いできて、直接お祝いの言葉をお伝えすることができました。
ストックホルムでの受賞式の後、一旦帰国されてから、とんぼ返りで台湾に来られたとのことです。
バンケットでは記念撮影を求める人々の行列ができていましたが、終始笑顔を絶やさずに、
人々の拍手やフラッシュに応えておられました。ご業績はもちろんのこと、そのお人柄も尊敬いたします。